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日々の出来事を徒然なるままに
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皆様、お久しぶりに御座います。湊です。

生きてました。ちょっと色々私用やらなんやらに忙殺されて、完全に放置しておりました。大変申し訳ありません・・・

本格的な再開はまだもう少し後になりますが、皆様に幾つかお知らせがあります。

OCNのPage ONサービス終了に伴い、暫定的に残されていた喫茶湊屋が閉鎖になります。元データが消えてから殆どコンテンツがなくて事実上の閉鎖となっていましたが、2/28をもちまして本格的に閉鎖します。大変申し訳ありませんが、喫茶湊屋(暫定版)にリンクを張られている方は、今後こちらの湊屋別館の方にリンクの張り直しをお願い致します。


本当は連載期間中に告知すべき内容だったのですが、昨年の12月まで講談社BOX-AiRという電子書籍にて『暁のサムライ』という小説を連載させて頂いていました。名前の通り、時代劇風のチャンバラ小説です。もっとも、主人公はよく分からない鉄扇を振り回しておりますが(汗)。
まだ単行本になるかどうか不明なのですが、もし単行本が出た時はまたこのブログでお知らせ致します。


ウォーハンマーに関しては、アーミーブックやFAQの日本語サポート終了にめげず、世界中で吹き荒れる“終焉の刻”を全力で楽しんでいますよ!
“終焉の刻”(と、FB8版アップデートルール)はロード&ヒーローが50%突っ込めるので、キャラクター中心の大ざっぱなゲームになるかと思いきや従来通り戦略やらトループとの連携も大切で、それらのバランスを考えず2000ポイントぐらいのバトルで大きなキャラクターを入れてそいつが消滅した時の衝撃たるや筆舌に尽くしがたい絶望に捕らわれます。何が言いたいかと申しますと、吾輩のグロットキンは出撃する度に轟沈して主人の心を追って帰ってきております・・・

どうでもいいのですが、中学時代「俺は大人になったら、英語とは無関係な生活を送ってやるんだ!」と点数一桁の真っ赤な答案を握り締めて同じく真っ赤に輝くお天道様に誓いを立てていた程英語が大嫌いだった自分が、日本語サポートを打ち切られても泣きながら自分で日本語訳してまでウォーハンマーFBを思い切り楽しんでいる辺り、本当に“好き”は何事にも勝るのだなと実感しています。当分の目標は、誤訳を減らす事・・・・・・すまぬ、グロットキン。


大体、告知と近況は以上です。
そんな具合に、相変わらずマイペースに生きています。ブログも2年間放置などせずに、ちょこちょこ更新していこうと思いますのでこれからもどうか、吾輩湊とこのブログを宜しくお願い致します。

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どうもこんにちは、湊です。一ヶ月に二回もブログ更新するとか超久しぶり!
さて、前回中野ホビーセンターへ遊びに行きまして、我がイーサン率いる渾沌軍と、北さんのスケイブンとで行われた2000ポイントバトルの様子をバトレポにしたので、ご覧になって下さい。


--帝国領最北端、オストマルク。
隣国キスレヴと共に幾度も〈渾沌の荒れ野〉から迫る脅威を撃退し続けた帝国の北の要である。彼らは上品な帝都アルトドルフに暮らす者達よりも“些か”品に欠ける立ち振る舞いで、しばしば平時の際に“田舎者”呼ばわりされるが、戦場での彼らの勇猛果敢な戦いぶりに於いては誰一人軽口を叩く者は無く、帝国中に余す事無くその名声を轟かせている。
オストマルクの州兵達の力は渾沌に対して絶対であり、決して揺るぐ事は無い。彼らが居るからこそ、帝国臣民達は渾沌の脅威を気にする事無く日々の生活を送り、貴族達は旨いチーズを肴に芳醇な香りのワインを愉しむ事が出来るのだ。
邪悪な渾沌に対する、破邪の銀。その外見は無骨でくすみを帯びているが、決して失わぬ純白の輝きを内包している。彼らを飾るのは、勲章や宝石では無い。彼らの内面から湧き出る誇りこそが、彼らの存在を一層輝かせるのだ。


そのオストマルクに、暗雲が立ち籠めようとしている。精鋭を伴い敗走を続けるケイオスロード、イーサンが率いる一団が、影の森を抜けてオストマルク領の廃都チリーヴィレッジに姿を現したのだ。彼らの目的はキスレヴを越えて渾沌洋を渡り、〈渾沌の領域〉まで“アーケィオンの遺産”を運ぶ事にあった。“魔導の導き手”ストレインガイダンスからの報告で、この至宝を護り続けていた真鍮砦の狂信者だけでなく、以前刃を交えたウォーロードガナムクル率いるがスケイブンの一団までもがイーサンを狙っている事が判明している。



ストレインガイダンスの指揮下にあった軍勢は彼らによってあっけなく放逐され、ガナムクル指揮の下、軍勢を再編しこちらへ向かっている。鼠の脚は人より早く、振り切る事は不可能に近い。イーサンは軍勢を反転させ、ガナムクルの一団を迎え撃つ事に決めた。
幸い向こうも早急な再編であった為、戦力はこちらとほぼ同じ。叩けぬ道理は無い、イーサンは自慢の槌を振るい上げ、威圧感のあるしゃがれた声で配下へ号令を下した・・・・・・


ガナムクルは意気揚々と、ワープライトニングキャノンの照準を反転し隊列を整えたイーサン軍へと向けた。ストレインガイダンスを退け、陰謀の尖兵と思わしき連中の処刑を行い、バルトブルグでの略奪品の数々が予想以上に良い品々だった事が影響しているのだろう。元々スクリール族の技術に並々ならぬ関心があった彼は、その技術の結晶たる品々に多大な愛着を持っていた。この戦いで二機のワープライトニングキャノンがどのような素晴らしい活躍を行うか--彼の脳髄はその事で満たされている。


一方で、彼の片腕たるグレイシーア、イルキルシュは眼前で戦線を構築するイーサン軍よりも、〈十三人の魔王〉評議会が仕掛けた陰謀に思いを巡らせていた。彼らが本気でこちらを潰す気であるならば、尖兵を処刑した所で何の意味は無い。一刻も早く眼前の障害を取り除き、連中が仕掛けて来る前に手札を増やさねば成るまい。
悪意を持った陰謀は、既にこちらの直ぐ側までじわりと躙り寄っているのだから・・・・・・


チリーヴィレッジは以前渾沌の勢力に攻め込まれた際、暗黒神の気紛れによって土地を歪められた廃都である。かつて都の水源であった美しい水を湛えた泉は、血のような汚泥が沈む危険きわまりない沼と化し、渡る者の命を蝕んでいく。
スケイブンスレイブ達は、スケイブン社会に置いて最下層の存在である。時には他のスケイブンの非常食となる彼らは、ウォーロードの命令に決して逆らえない。それが例え、己の命を脅かす無謀な命令でさえ・・・・・・


スケイブンスレイブを盾にするように、パックマスターとラットオウガが進軍を始めた。この獰猛な戦闘獣は、悪鬼の如き力で瞬時に敵を肉塊へと変貌させてしまう。彼らは常に血に餓えてており、攻撃対象は敵味方の区別が無い。ラットオウガにとって、肉塊へ変貌した存在が須く“敵”なのだ。




この土地は全てが歪められており、それは魔力の風も例外では無い。しかしイルキルシュは素早く周囲を流れる歪んだ魔力の風を正確に掴み取り、イーサン率いるケイオスウォーリアー達に向けて、“大悪疫”の呪文を唱えた。それに対し、ジーニアスが素早く解呪を試みるが手練れの妖術師たるイルキルシュには敵わない。彼の渾身の解呪も空しく呪文は完成し、恐るべき疫病がケイオスウォーリアー達に襲い掛かった。


搭載されたワープライトニングの暴発によってドゥームホイールは制御不能に陥り、味方であるはずの沼を進むスケイブンスレイブに向かって突撃してしまった。その隙を見逃さず、イーサンは生存したケイオスウォーリアー達を引き連れて、ドゥームホイールの側面へと襲い掛かる。イーサンの握る戦槌は頑強なドゥームホイールの装甲を叩き割り、ドゥームホイールに甚大な被害を与える事に成功した。


ワープライトニングキャノンから放たれた不浄な一撃によって、戦力を大幅に削がれたスカルクラッシャー・オブ・コーン。例え一騎になろうとも、血を求め殺戮に染まる魂が折られる事は無い。獣のような嗅覚で軌跡を読み取り、ワープライトニングキャノンへと突撃を繰り出した。
〈血の神〉コーン神にとって、破壊音こそが賛美歌。我が愛する暴虐の使徒よ、鼠たちの髑髏を堆く積み上げろ。偉大なる我が力を讃える為に。


ドゥームホイールを粉砕したイーサン率いるケイオスウォーリアー部隊の行く手をクランラット部隊が阻む。数での戦力差は倍以上有るが、ケイオスウォーリアー達にとって戦力差は力の差にはならない。広がった戦力差は、屍を築き上げて縮めれば良いのだから。


戦力を大幅に削られたクランラットを囮に、側面からラットオウガがケイオスウォーリアーへと襲い掛かった。歪んだ沼で大分戦力を削られているが、それで戦意を喪失するラットオウガでは無い。彼らの脳髄は、眼前の敵を屠りその血を啜る事で満たされている。


邪悪な香炉を揺らし不浄な祈りを呟きながら、プレーグモンクがイーサンが率いるケイオスウォーリアー部隊へと迫る。それを阻止するように、軍団旗を掲げたエグザルテッドヒーロー、ゴリアテは配下に号令を下してプレーグモンク達の前に立ちはだかった。


その奥で、クランラットを屠る為ハルバートを携えたケイオスウォーリアー部隊が背面へ突撃を掛ける。
しかし、どんなに絶望的な状況下にあろうともクランラット達は揺るがない。ガナムクルに対する絶対的な忠誠心が、彼らを狂気の奮戦に駆り立てさせた。恐怖で行う支配は、何れ綻びが生じて破綻する。臆病なスケイブンであれば、尚更だ。クランラット達は、心底ガナムクルに忠誠を誓っている。その瞳は紛れもない、戦士の瞳であった。


戦線を護り抜いたクランラットの遺志を継ぐように、プレーグモンクの一団がイーサン率いるケイオスウォーリアー達の背面へ襲い掛かる。既に大分数を減らしたイーサン部隊にとって、彼らの襲撃は非常に厳しいものであった。
何とか退けたものの、既に兵力は大幅に削られ部隊としての維持は難しい。


敗走したプレーグモンク達を追うように、ゴリアテ率いるケイオスウォーリアー達が歪みきった沼へと脚を進めた。沼は容赦なくケイオスウォーリアー達の脚を捉え、強固な鎧と共にケイオスウォーリアー達をまた一人また一人と沼の底へ引きずり込んでいく。その予想外の犠牲に、ケイオスウォーリアー達はプレーグモンクを追う事無くこの沼で立ち往生せざるを得なかった。


既に戦線は停滞した。イーサンに残された戦力も残り少なく、またガナムクル側の戦力も大分数を減らしている。血で血を洗う泥沼の消耗戦に突入するのは、時間の問題であろう。
両軍、既にどちらも戦場からの撤退を視野に入れていた。その隙を突いて、イルキルシュは己の魔力を注ぎ込み、恐るべき13番目のスペルを発動させた。
“角ありし鼠の呪い”と呼ばれるこの禁忌の呪文は、ジーニアスの解呪を唱える隙も与えずイルキルシュによって完成され、イーサン達へと襲い掛かる。残された配下は瞬時に肉体が鼠へと変容し、耐えがたい苦痛と共に消失していった。その変異は強靱な肉体と精神を持つイーサンでも例外では無く、変異に耐えきれず砕けた鎧の中から醜悪な鼠の毛深い腕が姿を現した。
それでもイーサンは血反吐を吐きながら、必死に変異を続ける肉体に抗い続けた。だが肉体は抗う事が出来ず、鼠への変容は止められない。裂けた肉から血が絶えず噴き出し、その血が獣の毛を染め上げる。毛先から滴る血雫はイーサンを囲うように広がっていき、刹那--どさりと、糸の切れた操り人形のように血溜まりへ沈んでいった。
その光景に、配下の者達はおろか首級を狙うガナムクルまでもが息を呑んだ。


イーサンが戦死した事により渾沌の軍勢は勢いを失い、要を外された扇のように瓦解し始めた。
本来であれば敗残者の残した品々を根こそぎ略奪するガナムクルであったが、イーサンの亡骸には一切手を付けず、手出ししようとするスケイブンラットを自慢の前歯で喰い千切り、その場を即座に後にした。

「--所詮、主といえど定命・・・・・・死に抗う事は出来なかったか・・・・・・」

皮膜状の翼をはためかせ、眼下の惨状を睥睨しながらストレインガイダンスは呟いた。
既に両軍共に撤退し、残すは敗残者の骸とイーサンの亡骸のみ。

「また・・・・・・この世界での“宿主”を探さなくてはな・・・・・・」

亡骸に興味なく一瞥し、ストレインガイダンスは軀を反転させる。
が。
僅かな違和感に、翼をぴたりと止めた。
眼下に横たわる、イーサンの亡骸。しかしそこにはイーサンの鎧があるだけで、肉体は肉片一つ残っていない。
肉片一つ残さず消失したか--いや、

「やってくれたな・・・・・・定命の分際で・・・・・・」

ストレインガイダンスの表情が、より一層醜悪に歪む。
消失したのは、亡骸だけでは無い。イーサンの胸に下げられていた至宝“アーケィオンの遺産”もまた、姿を消していた。
“アーケィオンの遺産”は外見こそ物質的であれ実体は無く、本体は〈渾沌の領域〉に深く根ざし存在している。取り込んだ者以外は、それを触る事さえままならない。
--考えられるのは、一つ。“アーケィオンの遺産”が発動し、イーサンの魂を肉体の残骸ごと〈渾沌の領域〉まで誘ったのだ。
“狂王”イーサン・ドミナートゥスはまだ死んでいない。その事実が、ストレインガイダンスの消える事ない憎悪の焔をより激しく燃え広がらせた。

「・・・・・・いいだろう、定命の狂王よ。肉の軀を捨てるのが貴様の方が先とは予想外であったが、この際構わぬ。我が主の計略は、些末な事象では揺るがない。存分に、我が主にその穢れきった魂を貢ぐが良い」

低く嗤い、ストレインガイダンスは天高く飛翔した。
眼下では、オストマルクの警備隊がチリーヴィレッジへと馳せ参じている。
しかし、彼らがこの戦場で何が起きたか知る事は無い。
人は所詮、肉の軀に捕らわれ、眼前の存在しか視る事が出来ないのだから。
例えそれが、渾沌に対する破邪の銀であったとしても・・・・・・


--同じ頃。
遠ざかっていくストレインガイダンスの背中を何者かが追っていた。
敵対する素振りは一切見せず、やがて風に溶けるように消えていく。
一陣の風に、僅かな殺意を含ませて--

バトレポは以上です。
今回のシナリオは“4、流血と栄光”。しかし旗の数では決着が付かず、正面決戦同様にポイント集計で決着を付けました。集計の結果、北さんの勝利!おめでとうございます!!
最後ジェネラルを魔法で屠られたのが特に痛かった。魔法によってイーサン無残の戦死!次回から別の人が我が軍のジェネラルに・・・・・・とは、ならないです。きっと、しれーっと蘇って何食わぬ顔でジェネラルやってるでしょう。バトレポはそれを暗に示していたり(せこい)。
今回ケイオスウォーリアー20体×3部隊というマローダー抜きの編成を初めてやってみた(7版でもやっていなかった!)のですが、粉砕されるかと思いきや、意外と保ってくれた。大体、フレイル装備のマローダー30体と同じかそれ以上の活躍をしてくれました。やっぱりケイオスアーマーは堅い。

改訂したことにより、WoCは“キャラクターは自分と同じ烙印のユニット以外合流できない”というルールが追加されたのですが、それが今回結構響きました。ナーグル、ティーンチ、スラーネッシュとケイオスウォーリアー達の烙印をバラバラに編成した為に、ユニットが崩壊しても合流できない!単独でうろついていた(正確にはコマンドグループだけ生き残っていた)イーサンが“角ありし鼠の呪い”によって消滅。こういう事態にならない為には、ある程度烙印を統一させておくべきと身を以て体感しました。もっとも、あの時点で“角ありし鼠の呪い”を喰らった場合、他のユニットに合流していてもイーサン含めて全滅したのですが・・・・・・恐るべし13番目のスペル!
ケイオスロード中心の編成で行くと、やはり魔法への対抗策が難しい。8版では魔法合戦がゲームの肝と言っても過言ではないので、何かしらの対抗策を考えねばならぬと思いました。

そんな感じの新版WoC2000ポイントデビュー戦でした!北さん、お忙しい中、遊んで下さってありがとうございます!!そ、そしてこの次こそ・・・・・・本当に次こそはスカルクラッシャー・オブ・コーンをアーミーブック読み間違えないでの真の力をお見せしたいと思います!(知らなかったんだ・・・・・・奴がまさか【傷】3だったなんて・・・・・・簡易PDF版のスカルクラッシャー・オブ・コーンは【傷】2だったじゃないか・・・・・・)
みんなもアーミーブックはよく読もうね。湊お兄さんとの約束だ!・・・・・・本当にごめんなさい。

それではまた!

どーも湊です。皆様はどのようなGWをお過ごしだったでしょうか?我が輩はといいますと、昨今の寒暖差にノックアウトされて体調を崩してぶっ倒れておりました。切ない!

さて、予告通り前回中野ホビーセンターで北さんのスケイブン3000ポイントと戦ったバトレポをお送り致します。
写真が少なくて、やっぱり物語にしました。是非ご覧になって下さい。始まり始まり~



エンパイア最北端、オストランド領。悪名高き悪漢共が蔓延る中央山系を東へ向かった先にある、影の森。領民から“木々よりも破落戸共の数の方が多い”と揶揄される昼尚暗き森に、幾つもの灯が枝葉の間から揺らいでいた。
不気味な青白い灯は、かつてベッカーホーフェンの戦いで討ち取られた死霊術師ディーター・ヘルスニト卿の私怨に塗れた魂の輝きに似ていたが、目を凝らすとそれが野営の光である事に気付くであろう。火を絶やす事無く薪がくべられ、それを囲う者達がジョッキと煮炊きされた温かい食事を手に談笑しているのが何よりの証拠である。
だが、決して油断しては成らない。その焔は定命の灯に非ず。その光に救いを求めてやって来た旅人は、須く骨片さえ残さず焔を保つ燃料となる。

この野営は、“狂王”イーサン・ドミナートゥス配下の軍勢のものであった。彼の軍勢は屈強な渾沌の戦士に似付かわしくなく、手負いの獣のように隠せぬ疲労が滲んでいる。
真鍮砦への無謀な進軍が、彼らの数と体力を削ぎ落としたのだ。追っ手は確実に影の森へと迫っている。かの“終焉の主”が、真鍮砦へ残した“遺物”を奪い返す為に--


「--私に妙案があります、我が主」

ディーモンプリンス“魔導の導き手”ストレインガイダンスは膝を折り、恭しくイーサンに頭を垂れた。

「私に、幾ばくかの兵をお貸し下さい。私は影の森から南下してオストランドの市街地へ陣を張り、追っ手をそこで食い止めます。主はその隙に影の森を抜け、オストマルクへ向かって下さい。ここに留まっているよりは、はるかに得策かと思われます」

ストレインガイダンスの進言はもっともであったが、イーサンはこのディーモンに不信感を抱いていた。表面では彼に忠誠を誓っているものの、常に己の“主の烙印”を隠し、不明瞭な言動で周囲を惑わすディーモンを十全に信用する事など、出来る筈が無い。

「主の用心深さは、実に理に適っています。ならば、信用に足る腹心を私の監視におつけ下さい。それならば、私を信用出来ましょう」

イーサンはストレインガイダンスの進言を受け入れ、“召喚師”サマンスレイヴをストレインガイダンスの監視役に命じた。それが、彼の思惑通りだとも気付かずに・・・・・・


--ストレインガイダンス。
彼の二つ名は、“魔導の導き手”。定命の無垢な魂を魔導へ堕とすのが、彼の定。魔導に堕ちても復讐を遂げる事を誓うサマンスレイヴの高潔な魂は、既に彼の蜘蛛の巣の如き手中に堕ちていた・・・・・・
本人さえも、気付かぬうちに--


オストランド領の最北、バルトブルグ。一部を影の森に隣接するこの街は、影の森の中でも“比較的安全な”地帯の木々を切り倒し、薪や炭などの燃料を他の街や領に下ろす事で生計を立てていた街である。しかし先の渾沌大戦に於いてビーストマン達に蹂躙され、バルトブルグは都市機能をほぼ完全に失い、今では破落戸共が跋扈する荒れ果てた街に変貌していた。

スケイブン!






スケイブン!!





スケイブンのウォーロード、ガナムクルは、この放棄された街に己の軍勢を差し向けて、残された住民や暴れ回る破落戸共から略奪に励んでいた。
彼は既にイーサン達の軍勢がこの辺りに敗走していた情報を掴んでおり、疲弊しきった渾沌軍を一網打尽にすべく略奪と同時に軍勢の再編を行っていた。十分な兵力と十分な兵站。ガナムクルの考えでは、この地に陣を敷いた事はイーサンの喉元に“残忍なる刃”を突き付けたも同じでであり、夜陰に紛れて奇襲を仕掛ければ容易く滅ぼせるものと睨んでいた。優秀な自分を嫉んで、あの忌々しき〈十三人の魔王〉評議会が、何らかの陰謀を巡らさぬ限りは。

--突如。
影の森から、渾沌の軍勢が姿を現した。その数は斥候から得た情報よりも膨大であり、正面から現れた事もあって、奇襲は不可能。自分が組み立てた完璧な策略が瓦解した事に激高したガナムクルは、前歯の手入れをさせていた奴隷の娘を喰い殺し、ガラクタを掻き集めるスケイブンスレイブを踏みつぶすように、大きく地団駄を踏んだ。

ケイオス!






ケイオス!!





「コレは間違いなク、オレを嫉んだ〈十三人の魔王〉評議会の陰謀ダ・・・・・・」
自分に情報を与えたあの斥候は、自分の配下ではなかった気がする。尻尾の角度が若干違う。考えれば考える程、〈十三人の魔王〉評議会の誰かの息が掛かった斥候であったように思えて来た。確か連中の毛には、忌々しいモウルダー族のルーンが刻まれていた。直接見た訳では無いが、誰かがそのような事を噂していたから間違いない・・・・・・被害妄想じみた考えが彼の脳髄を満たし、その的外れな怒りはこちらへ進軍する渾沌軍へと向けられた。

スケイブン3000pVSWoC3000p





「皆殺しダ! 全軍、戦闘態勢に入レェッ!!」
口角泡を飛ばしながら、ガナムクルは配下へ号令を下す。
こちらへ攻め入るならば、誰だろうと構わず血祭りに上げてやる。その後で、ゆっくりと陰謀の首謀者を暴けば良い。不利な状況ではあるが、これを乗り切れば間違いなくこの戦闘は勝敗に関わらずこちらの手札になる。
舌舐めずりすると、ガナムクルはほくそ笑んだ。陰謀を企てた奴は、間違いなく今この時、完全に油断し気を緩めている。その油断こそ、命取りだとも知らずに--

「頭隠しテ、尻尾隠サず・・・・・・ダ」

スケイブンが先行





ガナムクルは配下に号令を下すと、己の身を守るように布陣する。しかし彼は一般的なスケイブンの将のように、身を守る為に配下の影に隠れるような姑息な真似はしない。ガナムクルは慎重かつ用心深い性格であったが、決して臆病では無いからだ。その布陣は己の身を守りつつ、戦場を俯瞰出来る最適な陣形であった。
己の類い希なる知将ぶりに酔いしれながら、続いて彼はグレイシーアのイルキルシュに命じて“木の葉隠れ”の呪文を唱えさせた。力を孕んだ声が魔力の風を正確に掴み、轟音と共に舞い上がった粉塵と木の葉がウォーロックエンジニアの見習いロテロベスを包み込む。

ロテロベスは、ウォーロックエンジニアクルックズの支配下にあった。彼の顔に装着されたガスマスクには本来の用途に加え、毒液とそれを撒く噴射口が搭載されており、定期的にクルックズが解除しなければガスマスク内が毒薬で満たされ、悶え苦しみながら骸を晒す事になる。その為、彼はどんなに危険な任務だろうとも、クルックズに逆らう事も逃げ出す事も出来ないのだ。
今回もロテロベスは“木の葉隠れ”の加護を受けて、“破滅のロケット弾”を携え単身敵陣へと召喚された。この無謀な任務が成功した暁には、クルックズからガスマスクを外す鍵が報償として与えられる。微かな希望を胸に、彼は異国の秘技で生み出された“破滅のロケット弾”を放った。

どっかーん!(泣)





“破滅のロケット弾”はマローダー部隊の中心部で炸裂し、甚大な被害を与える。その尋常ならざる爆発は肉片すらも蒸発させ、出鱈目に砕けた骨は地面に着く事無く骨粉となって邪悪な風に溶けていった。恐慌すべき事態であったが、〈血の神〉コーンに己が身を捧げた彼らは動じない。チーフテンは僅かに残った部下を集め、臨戦態勢を取った。

ストレインガイダンスさん





「--魔導の片鱗を掴もうとも、所詮は定命・・・・・・か」
崩壊した部隊を冷めた眼で一瞥し、ストレインガイダンスは独り言つ。
彼にとって、眼前の鼠人間共は主の偉大な計略の障害ですらない。故に連中を退ける必要は無いが、現世の主の機嫌を取るのもまた一興。ストレインガイダンスは己の翼を広げ、イルキルシュが合流したクランラット部隊へ向かった。

張り詰めた弦の如き魔力の風を掻き乱す、ストレインガイダンスの鋭い爪。機を織るように正確に生み出される“魔法拝借”の呪文。その尋常ならざる魔力の奔流にイルキルシュは“歪みの石”を使い増幅させた力によって魔法を霧散させようと試みるが、常時“渾沌の領域”に干渉できる程強い力を持つ彼にとって、それは眠気を誘う子守歌にもなり得ない。迸る歪みの魔炎がイルキルシュの脳髄を貫き、“大悪疫”の魔法が彼の知識から消え失せた。
「これで義理は果たしたぞ、現世の主殿。後は--」
満足げに嗤い、ストレインガイダンスは視線をサマンスレイヴへと向ける。
機は熟した。後は自然に堕ちるのみ--

クルックズ、嗤う






ドゥームホイール!





魔法を奪われ怒り狂うイルキルシュの痴態をほくそ笑み、クルックズはドゥームホイールをスカルクラッシャー・オブ・コーンへと突貫させた。
クルックズには偉大なる計画がある。ガナムクルと彼が率いる軍団はクルックズにとって、その計画に必要な“駒”であった。その“駒”へ過干渉するイルキルシュは彼にとって目障り以外の何物でも無い。それ故、イルキルシュの失態は彼を黙らせる格好の手札であった。
--同時刻。
昨今の〈血の神〉コーンの傍若無人ぶりに辟易していた〈歪みを作りし者〉ティーンチは、嫌がらせに〈血の神〉コーンが自身の寵児であるスカルクラッシャー・オブ・コーンから一瞬の目を離した隙に、“ちょっとした悪戯”を仕掛けた。本来ならばいかなる存在であろうとも容易く粉砕出来るスカルクラッシャー・オブ・コーンであったが、正気に戻り、跨がるジャガーノート・オブ・コーンを木偶人形に変えられた今となっては赤子も同じ。ドゥームホイールに翻弄され、完全に動きを封じられてしまった。

ラットオウガ迫る!





果敢にも毒の茂みに這入り込んだマローダー部隊をパックマスターに率いられたラットオウガ達が狙う。森を徘徊する毒虫たちに気を取られている彼らは、まだラットオウガの存在に気付かない・・・・・・

これぞスケイブンの科学力!





ワープライトニングキャノンの放った電撃が、ケイオスウォーリアー達に命中する。成果は上々であったが、大半のジャイアントラット共を巻き込んだオーバーロードを初めとする“よくある事故”の多発に、イルキルシュは根拠無くガナムクルが先程宣った〈十三人の魔王〉評議会の陰謀説を確信した。ここまでの偶然が、連続して起こるはずがない。間違いなく“何者か”が自分達の破滅を狙っている。
しかし当のガナムクルは、こちらが優勢な事も相まって、それを疑うどころか咎める事もせず、スクリール族の技術力の高さに感心していた。彼にとって配下は須く、奴隷であり財産であり駒に過ぎない。それが安価なジャイアントラットであれば尚更だ。自分に直撃しないのであれば、例え味方に誤爆しようとも心を痛める事は無いのだ。

ナーグル神の加護?





“召喚師”サマンスレイヴはかつて無い高揚感を感じていた。魔法を使う度に肉体が肥大化し、不浄なる活力が己が身を満たす。この絶対的な力があれば、自分を謀ったディーモンプリンスをも軽々と下す事が出来る--嗤い、更なる呪文を練るべくサマンスレイヴは魔力の風を手繰りよせた。

『--気付いているか、知識の奴隷よ』

途端、彼の脳裏に言葉が文字となって流れ込んでくる。

『お前が手にしたその力は、お前を慕う者達の血肉を糧にした物だ』

その言葉に驚き、サマンスレイヴは後ろを振り返った。そこには魔力の爆発を受け、肉塊に変わり果てた彼の部下達。急速に腐敗し液状化した肉塊は意志を持つが如く這いずり、彼のケイオスアーマーへと染み込んでいった。その液体がサマンスレイヴの肉体へ達し、彼に更なる力を与えている。

『これで分かっただろう? 魔導へ堕ちようとも高潔さを失わぬ貴様の魂は美しいが、それを容れた器は汚濁に塗れた醜い代物だ。どんなに取り繕うとも、滲む腐敗臭は隠せない』

その光景に恐怖し膝を折るサマンスレイヴに、“声”は畳み掛けるように語った。

『己が魂に素直になれ、サマンスレイヴ。肉で作られた軀は所詮、現世の借り物に過ぎない。貴様の魂に相応しき真の軀は、魔導の底で貴様の帰還を待ち望んでいる--』

無謀なる突撃!





「違うッ!!」
サマンスレイヴは頭を振り、“声”を否定した。
錯乱し冷静さを欠いた彼は戦線を乱し、部下のケイオスウォーリアーと共に無謀にもクランラットへと突貫していく。

「私は目的の為に魔導に踏み込んだに過ぎぬ! 私の魂が堕落を望んでいる事など有り得ない!!」

サマンスレイヴの悲鳴じみた慟哭に、“声”の主たるストレインガイダンスは左手で顔を覆って高らかに嗤い出した。
これでいい、これぞ情調。奴は堕落への一歩を踏み出した。これほどめでたき日は無い。宴を催そう。暗黒の宴を。彼の親愛なる部下を供物に捧げて--

行く手を阻むラットオウガ!





戦線を乱し突貫した右翼を追って、残されたケイオスウォーリアー達が急ぐ。しかしマローダー部隊を壊滅させたラットオウガに行く手を阻まれ、動きを完全に封じ込められてしまった。彼らにはもはや、どうする事も出来ない・・・・・・

ここでゲーム終了!!





--壊滅。
プレーグファーネスと共に進軍してきたプレーグモンク達に側面を取られ、ケイオスウォーリアー部隊は瓦解した。彼らの鋭い前歯は堅牢なケイオスアーマーさえも貫き、肉片を一切残さず彼らの餓えを満たす糧食へと成り代わる。サマンスレイヴは鼠人間共の隙を突いて脱出する事に成功したが、彼の部下は残さず彼らの胃袋へと収まった。

--お前が手にしたその力は、お前を慕う者達の血肉を糧にした物だ。

“声”が、彼の胸の内で反響する。それは事実だ。現にこうして、自分は彼らの命を啜って生き存えた。否定しようとも、事実は歪める事は出来まい。
「それでも・・・・・・それでも私は認める訳にはいかない」
歯を食いしばり、サマンスレイヴは呻くように呟く。
「それを認めれば、私は完全に堕落してしまう・・・・・・」


皮膜状の翼をはためかせ、ストレインガイダンスは些末な下界を睥睨した。
残存兵は鼠人間達によってあらかた食い荒らされ、残された者達は影の森へと敗走していく。その醜さに仄暗い怒りを覚えながら、ストレインガイダンスはイルキルシュから奪い取った“大悪疫”の魔法を喚び出した。
この呪文があれば、戦況を覆す事は出来なくともガナムクルの軍勢を足止めする事は出来る。しかしストレインガイダンスは奪い取った魔法をあっさりと捨て去り、皮膜状の翼を翻して踵を返した。
既に自分の目的は達している。それ以上の干渉は無粋というものだ。無様に這うように逃げるサマンスレイヴを視界に収め、ストレインガイダンスは邪悪に嗤った。


ガナムクルは略奪を終え、影の森へ向けて軍備を整え進軍の準備を始めていた。この機に乗じてイーサンの首級を奪う為である。
彼は視線をプレーグモンク達を従えるプレーグプリーストに向けた。膿疱に覆われ、疫病そのものを狂信して止まない謎多き彼の詳細な情報を知る者は殆ど居ない。唯一イルキルシュが彼の名前を把握しているが、それ以上の事は彼も知らない。
ガナムクルは常日頃から、この不浄なる狂信者がいつ二心を迸らして自分の寝首を掻かないか気が気でなかった。
この男が、まさか〈十三人の魔王〉評議会が雇った刺客ではないだろうか・・・・・・?
ふいに、そのような根も葉もない思考が脳裏を過ぎる。しかしその思考は直ぐに献上された略奪品の山に掻き消され、湧き出す欲望に埋もれていった。


ある詩人は言った。
世界とは平坦な物に非ず、毛糸玉のように思惑が入り組んだ球体であると。
複雑に絡み合う陰謀の糸は、誰にも読み解く事が出来ない。
肉体を捨て、定命から外れた者達でさえ--




・・・・・・以上で、バトレポは終了です。
戦闘結果は、ハルバート持ちのケイオスウォーリアーが全滅した4ターン目でこちらの投了。北さん率いるスケイブン側の圧倒的大勝利です!!負けたー!
久しぶりのバトルだったので、結構なミスの連続でした。中でも一番酷かったのは、新兵器スカルクラッシャー・オブ・コーンの攻撃回数のミス。思いっきり狂乱ルールをすっ飛ばし、さらにはジャガーノートの攻撃回数まで間違う始末。慌てた湊の口から出たのは、「き、きっとティーンチ神が何か悪戯しちゃったんですよ・・・・・・!」というスケイブン張りの擦り付け。後でティーンチ神に怒られても知らない。
他にも兵力の分散をしていなかった為に、主力部隊が壊滅するとなし崩しに戦線が崩壊する無茶な状態であったり、射撃を怖がって無謀な突撃をしてしまったりと、ロスター面よりユニットの動かし方が原因のミスが多かったです。

その反省点を先日電話で北さんと話し合っていた時、北さんから「もしかしたら“大悪疫”の魔法をストレインガイダンスに使わせていたら、投了しなくて済んだかもしれないよ?」とのお言葉。慌ててアーミーブックを引っ張り出す俺。確かにやれないことはない。正直、魔法を奪えて敵ウィザードのレベルを1下げられた事に浮かれていて、奪った魔法の事を忘れておりました・・・・・・。ここはバトレポラストのように、ストレインガイダンスがあえて使わなかったんだと、言う事にしておいて下さい・・・・・・心が折れそうなので・・・・・・

・・・・・・気を取り直して。
北さん、遊んで下さってありがとうございました!そして、凡ミス連続させて申し訳ありません。次回こそはスカルクラッシャー・オブ・コーンの真の力をお見せします!!


こ、こいつは一体・・・・・・?!






次回のバトルまでに、コイツを仕上げますよ!
では次回!

 

どうも、冬眠から醒めた湊でございます。
ログインパスワード忘れて・・・年末から3月に掛けて私用でかなり忙しくて、ブログ更新を怠っておりました。いや、ホントに忙しかったんだよ?増強ペイントが進まなかったぐらい。・・・・・ごめんなさい。

冬眠していた間に、我がウォーリアー・オブ・ケイオスが新版アーミーブックになりましたね!ハードカバーのフルカラーは素晴らしい!年表にちゃっかりタマ様が乗っていたり、スローターブルートみたいなもの凄い新モンスターが収録されていたり、絶対にコイツ復活するだろと思っていた“征服者”クロムさんやベ=ラコォール様がスペキャラ扱いで収録されてなかったりと、なかなか読み応えのあるアーミーブックです。
一番気になったのは、ウォーリアー・オブ・ケイオスの象徴たるケイオスアーマーが暗黒神の報償になり、着たら絶対に脱げない設定になった事でしょうか。前の職人気質なケイオスドワーフが丹精込めて作った暗黒の鎧っていう設定が気に入っていたのに、と落ち込んでいたら、北さんが「きっと暗黒神がケイドワ達に鎧を発注してるんじゃない?」と言ってくれたのでうちのWoCはそういう解釈でいこうと思います。
あと、鎧を脱げないってことは蜂蜜酒を飲み干したり女を抱いたり(参照:WoCアーミーブックp31)するのは鎧のままってのがアレなんで、同じく北さんが授けて下さったオリジナル設定の鎧が同化していて戦闘時に仮面ライダーよろしく変身する事でケイオスウォーリアーになる感じに変更。流石に24時間鎧のまんまとか日常生活が大変すぎる。いや、日常的なケイオスウォーリアーってのを想像するののも大変だけど・・・・・・

ステータス面で惹かれたのは、やはりディーモンプリンス!うははははは!俺含む全世界100万人のケイオス野郎は、このディーモンプリンスを待っていた!!
何せ7版のディーモンプリンスはモデルが無茶苦茶格好いい事に反して、

ポイント300p
マジックアイテム、持てない
ディーモンの攻撃、なし
戦意喪失、する
そもそも、【気】8

・・・・・・こんなガッカリ仕様だったので、「え?お前らこんなのなる事目指してるの?」と驚いたものです。特に一番納得いかなかったのがケイオスロードより低い【気】8ということ。何で1下がってんのさ!?
それが今回、

ポイント235p
マジックアイテム、25pまで持てる
ディーモンの攻撃、あり
戦意喪失、しない
ケイオスアーマー、装備可能
【攻】6
【気】9

という素晴らしいパワーアップを果たしてくれました!!さりげなく【攻】6なのが特にいい!これはWoCの後に出たディーモン・オブ・ケイオスのアーミーブックに収録されたディーモンプリンスと同じステータスなのですが、存在の揺らぎがない分、ディーモン・オブ・ケイオスのディーモンプリンスより強いと思います。
申し分ない戦闘力を誇っているので、これからはガンガンゲームに使っていこうと思います。また暗黒神のまなざしチャートによっては、〈統べる者〉がディーモンプリンスになるという熱い展開もあるので、我がイーサン専用のディーモンプリンスを作っても楽しいかもしれません。


メタルだよ!





アーミーブック改訂に併せて、新たにハルバート&シールド仕様のケイオスウォーリアーを30体製作しました!このユニットの最大の特徴は、ハルバードが全てメタル製な事!メタルの重みは、やっぱりいいねぇ。チャンピオンは、旧ケイオスチャリオットのハルバード持ちを選択しました。たまには角の無いミニチュアも良いよね!

アーケィオン様





我が渾沌軍にもついにこいつがやってきた!永久に選ばれし者、終焉の主、アーケィオン!!
今年の新年一発目のペイントが、コイツでした。コンバージョンでトゲトゲをパワーアップさせ、厳めしい感じをアップ!
うちにはそっくりさん(徒歩アーケィオン)のイーサンが居たので、なかなか作れずにいました。作る前は、正直他のケイオスロードに比べて地味なんじゃないかなー、角が御大将っぽくないよなーとか、文句ばかり言っていましたが、作ってみると流石は渾沌軍の総大将!制作中にものすごい凄味が、メタルから伝わってきました。カラーリングはオリジナルでやる予定だったのに作例をお手本にしてしまうぐらいに。だがこの後、アーミーブック改訂で新たなカラーリングに生まれ変わろうとは、この時は全然思わなかったのです・・・・・・
ポイントが7版時と比べて100ポイント程下がったので、3000ポイント戦でも全力で使えそうです。


続きは次回!






そうです3000ポイント戦!新しくなったアーミーブックと新ロスターを引っさげて、北さんのスケイブンと3000ポイントの大バトルを行ってきました!
この爆笑必至・・・・・・白熱のバトルの行方はバトルレポートが完成次第お伝えしようと思います!
・・・・・・実はまだ、書き上がってません。いつもの物語調にするより、実況風にした方が面白い展開の連続だったので、形式どうしようかな・・・・・・悩む。うーむ・・・・・・

大体こんな感じの近況報告でした。

では、今年度の目標!
WoCを実戦用に5000ポイントを目指す(ケイドワ込み)。
せめて一ヶ月に一回はブログ更新する。

では次回!!
 
生きております、湊です。

気がつけばもう師走。今年はなんだか、例年以上に1年過ぎるのが早かった様に思います(おかしい!まだケイドワ30体が完成していない!!)。

今年はウォーハンマーに加えて、自分の買ってきたダイナマイトナースなどのデッキ構築系カードゲームや、GESO&フェルが買ってきたアーカムホラーなどのクトゥルフ系ボードゲームで遊んだりと、アナログゲーム万歳な一年でした。誘って下さったGESO、フェルありがとうございます。現在スリードラゴン・アンティのルールブックを絶賛熟読中なので、また遊んで下さい。

ブログを休んでいる間、我がWoCのアップデートも起こりましたね!ハードカバータイプの新アーミーブック出版だと思っていたのですが、現アーミーブックに新ユニットを追加される形での更新となりました。魅力的なユニットが色々出ましたが、元コーン神信者としては、特にスカルクラッシャーは外せません。現在ペイント中なので、これが今年最後の増強となるはず(ケイドワ30体はどうした!?)。

告知がかなり遅れてしまいましたが、RmanさんのRoRにて僕のケイオスソーサラーのワイズマンと、ケイドワキャラクターのモロスとオネイロスを掲載して頂きました。Rmanさん、いつも本当にありがとうございます。感謝してもしたりません!!
-RoRへ-


あと、香川県に遊びに行ってきました。
回転うどん






うどん!うどん!うどん!





初四国で初香川県だったのですが、本当にうどんが美味しい。今まで食べていた冷凍うどんは何だったのだ・・・・・・と軽いカルチャーショックを受けました。そしてこのうどん、腹持ちが凄くて夕飯に差し障りが出ました。


ことでん!





琴電にも乗りました。金刀比羅宮(こんぴらさん)へお参りする為に。結構揺れてびっくり。
短い電車っていいですよね。大好きです。ちなみに一番好きなのは、昔鶴見線で走っていたクモハ12形。


すごい階段





階段を上り続け、

到着!





本宮拝殿に到着。凄い達成感。運動不足なのに良く登れた。

景色1






景色2





周辺から撮影。ちょっと曇っていたけど、素晴らしい景色。

スクリュー






船がいっぱい!





金刀比羅宮は海の神様をお奉りしている神社らしく、沢山の船の写真が奉納されておりました。中には自衛隊の船や南極観測の船など、知っている船の写真も沢山あって一人テンション上がりまくっておりました。

例のアレ





都市伝説は実在した!
捻ればうどんの出汁が出てくる蛇口。高松空港で発見。蛇口からうどんの出汁が出てきて、試飲が出来ます。ちなみにうどん本体は蛇口から出てきません。残念。


こんな感じの香川旅行でした。いやあ、楽しかった楽しかった。うどん美味しかった。

それではまた次回!
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HN:
湊 利記
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性別:
非公開
趣味:
プラモデル
自己紹介:
同人ゲームサークルKettleにて、作文担当をしている人。
ネジと歯車とゼンマイが好き。
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